コウイカ釣りの仕掛けや釣り方

仕掛け

コウイカの基礎知識

コウイカはコウイカ科コウイカ属に分類され、胴の中に舟形をした骨があるイカの総称。寿命は約1年ほど。日本近海で身近なコウイカ類は、コウイカ、カミナリイカ、シリヤケイカと呼ばれる3種類。地方によっては呼び方が異なりわかりづらくなっている。

【コウイカ】
コウイカは西日本ではハリイカ、東日本ではスミイカとも呼ばれている。スミイカと呼ばれるのは、吐く墨がイカの中では最も濃いのが理由。全長は最大で30cmほどに成長し、重さは1kgを超えることもある。見分けるポイントは甲の先端が尖っていること。 西日本でハリイカと呼ばれる由来はここにあり、見分けるには甲の先が尖っているか確認すればよい。

   

【カミナリイカ】
最も成長するのがこのカミナリイカ。全長は最大で40cm以上にもなり重さも5kgを超えることもある。3種の中で最も砂泥底を好む。見分けるポイントは甲の上に紋様があるかどうかで判断する。モンゴウイカと呼ぶ地方も多い。

    

【シリヤケイカ】
頭から赤褐色の液体を分泌する。これが尻が焼けたように見えることからシリヤケイカという名がついた由来。足の間にラインが入っており、体表にも白の斑点があるのでコウイカ類の中では容易に見分けることができる。

釣り場(ポイント)   

コウイカは水深10~100mの砂泥底を好み、水温の変化に応じて生息水域を変える。冬の時期になると水温の低下とともに沖の深場へ移動するため、真冬の時期に堤防から狙うのは厳しくなる。ハイシーズンは春(4~6月)で産卵のために接岸してくる。また秋から冬にかけて(10~12月)は春に生まれた小イカが成長し、サイズは小さいが狙える。砂泥底もただ平坦な場所ではなく、カケ上がりや、小さな根が点在するバラ根、近くに岩礁帯がある周りなど、海流に変化が生じやすい場所に生息している。このような場所はプランクトンが多く小魚、甲殻類も集まるので、それを求めてコウイカもやってくる。

タックル  

ロッド・エギングロッドが使いやすいが、汎用性のある投げ竿でも代用可能。軽く感度の良いものが扱いやすい。

リール・エギングではダブルハンドルが多く発売されているが、シングルかダブルかはフィーリングで選ぼう。2500~3000番のドラグ性能の良いもの。

ライン・PE0.6~0.8号を使用し、ショックリーダーは6~12lb(1.5~2.5号)のフロロカーボン。

コウイカのアタリは小さい為、伸縮性が少なく細くアタリの取りやすいPEラインが向いている。ショックリーダーに関しては、素材は「ナイロン」と「フロロカーボン」があるが、フロロカーボンの方が透明度が高いので、目が良いイカが相手の場合はフロロカーボンが向いている。

胴突き仕掛け、スッテはコウイカ用が販売されている。潮の流れに合わせてナス型オモリ10~20号をセットする。

胴突き仕掛けではなく、エギ2.5~3.5号の直付けでもよい。  

  

おすすめのスッテはDUEL(デュエル) YO-ZURIスッテシリーズのウルトラスッテDX

夜行リアルライブアイまた布にオーロラ糸を編み込んだ特殊布を採用し、集魚力をアップしている。

釣り方(アクション)

コウイカのアタリはほとんどがボトム付近なので、ボトムまで落としてロッドを上下に動かして誘ったり、ズル引きしたりしてアタリを待つ。アオリイカのような激しいシャクりは必要なく、スローアクションでステイ時間を長めに取ると効果的。コウイカが乗ればグッと重くなるのでアワセを入れたら一定のスピードでリールを巻き上げる。

  

  

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